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コラム
2020.09.04
スライド制作テクニック

パワーポイントのアニメーションを効果的に使うコツ

「伝わる」プレゼンスライドを作成するコツは、視線の動きを意識したレイアウト、少ない文字数、読みやすいフォント、厳選した配色です。この4つだけでも十分ですが、余裕がある場合は、アニメーションをつけることもオススメです。(プレゼンスライドデザインのまとめ記事はこちら) プレゼンターのスピーチに合わせて効果的にアニメーションを設定することで、聞き手はプレゼン内容をより深く理解することができます。しかし、パワーポイントには多数のアニメーションがあり、どのオブジェクト(画像や写真、文字やグラフ)にどのアニメーションをつければ良いか迷うことも。複雑にアニメーションをつけてしまうと、聞き手はどこを見れば良いかわからず、プレゼンに集中できなくなることもあります。ここでは、アニメーションの効果、基本の2つ、設定のコツ、よくあるQ&Aをご紹介します。

目次
  1. パワーポイントのアニメーションの効果
  2. パワーポイントの基本アニメーション2選
  3. アニメーション設定のコツ
  4. よくあるアニメーション設定Q&A

パワーポイントのアニメーションはシンプルが一番

プレゼンなどでパワーポイントにアニメーションを加える際は、できる限りシンプルにする意識が大切です。また、効果を理解した上でアニメーションを設定することで、より伝わりやすいプレゼンスライドを作成することができます。アニメーションの数はたくさんありますが、シンプルなアニメーションを選び、設定のコツを意識して付ければ失敗することはありません。

1|パワーポイントのアニメーションの効果

そもそもアニメーションを設定することで、プレゼンスライドを見ている人の反応や理解度はどのように変化するのでしょうか。 アニメーションが設定されていない=オブジェクトに動きがないスライドに比べて、動きがあるものの方がターゲットの注目度は上がります。皆さんも電車に乗っている際、無意識のうちに中吊りやドア横の紙媒体よりデジタルサイネージ(動画)に目がいくという経験があるのではないでしょうか。
プレゼンターの話の流れに沿ってアニメーションをつけると、ターゲットは耳と目の両方で情報を得ることができますし、強調したい部分にアニメーションをつけることで、プレゼンの中で何が大事なのかが伝わりやすくなります。

2|パワーポイントの基本アニメーション2選

では、効果的なアニメーションにするためには、どんなことに気を付ければ良いでしょうか。まずは、どのオブジェクトにどのアニメーションを付けるかが重要です。パワーポイントのアニメーションタブを開くと、馴染みのない名前のアニメーションが多数出てきます。この中のどれを使用したら良いか迷ってしまう、ということはありませんか?アニメーションは大きく4つの役割に分かれています。まずは一つずつ確認してみましょう。

「開始」:スライド上にオブジェクトを表示
「強調」:スライド上にあるオブジェクトを強調
「終了」:スライド上にあるオブジェクトを非表示
「アニメーションの軌跡」:スライド上にあるオブジェクトを任意の場所へ移動

これを知っているだけでアニメーションを設定するときの選択が簡単になります。また、4つを上手に使い分けることで、さらに聞き手に「伝わる」スライドになります。
ここでは、数あるアニメーションの中から、基本の2つをご紹介します。

①フェード(「開始」・「終了」両方にあり)


「パワーポイントには面白いアニメーションが多数ありますが、ビジネスシーンではシンプルなものを使うことをオススメします。フェードは「開始」と「終了」にあり、オブジェクトを徐々に表示、非表示にすることができます。使用シーンとしては、1枚のスライドで情報を小出しにしたいとき、またQ&AでAnswer部分を後から出したいときなどに有効です。

〈比較 アピール〉

開始のアニメーションには“アピール”というものもありますが、こちらはフェードに比べて出方に唐突感があり、オブジェクトとオブジェクトのつながりを表現することができません。プレゼンは流れが大事ですので、オブジェクトが徐々に出てくるフェードの方がオススメです。

②ワイプ(「開始」・「終了」両方にあり)


フェードよりもう少し目を引きたい場合、またはフロー図などの流れを強調したい場合は、ある方向に向かって少しずつ表示、非表示ができる、“ワイプ”がオススメです。

〈比較 スライドイン〉

ワイプの動きに少し似たものに“スライドイン”があります。こちらもある方向に向かって表示(非表示の場合は「終了」の“スライドアウト”を選択)できますが、スライドの外からオブジェクトが入ってくるため、目の動きが激しくなり、多用するとオブジェクトの動きに気を取られ、集中できない場合があります。

3|アニメーション設定のコツ

基本のアニメーションを使用することで、よりわかりやすいスライドを作成することが可能ですが、ちょっとした2つのコツを押さえることで、さらに見やすいスライドにすることができます。

コツ① 見せたい順に出す

これは基本中の基本です。プレゼンテーションの場合はプレゼンターが話す順番通りに、動画の場合は『Zの法則』に基づき左上から右下に、自然な流れで見れるように設定してください。アニメーションの順番に違和感があると、内容に集中できず、逆効果になってしまいます。アニメーション設定する際は、必ずプレビューし、見せたい順番になっているか、不自然ではないか、を確認してください。

コツ② 「効果のオプション」で目の動きに合わせる。

例えば先ほどご紹介した“ワイプ”ですが、デフォルトの設定は出る向きが「下から」となっています。


しかし、ほとんどのプレゼンスライドは、左から右に文字を読ませる作りになると思います。アニメーションも、文字を読む目の動きに合わせて付けるようにしてください。


左から右に出したい場合は、アニメーションタブ中の「効果のオプション」の「方向」から「左から」を選択します。

効果のオプション

4|よくあるアニメーション設定Q&A

ここでは、アニメーション設定方法についてよくいただく質問にお答えします。実際にパワーポイントを開き、確認しながら読み進めていただくと理解が深まると思います。

Q1.複数のアニメーションを同時に出すには?

A1. 複数のオブジェクトに同じアニメーションを付け、それを同時に出したい場合は、該当オブジェクトを全て選択してアニメーションを設定することで、同じアニメーションを同時に出すことができます。
また、既にアニメーションを設定してある複数のオブジェクトを同時に出したい場合、オブジェクトを選択(複数選択可能)し、「開始」から「直前の動作と同時」をクリックすることで、同じタイミングで再生することが可能です。

オブジェクトの選択

アニメーションウィンドウでも設定可能です。 アニメーションウィンドウ内の設定済みアニメーションを選択(複数選択可能)し、右端の▼から「直前の動作と同時」をクリック

直前の動作と同時

Q2.繰り返しアニメーションを出すには?

A2. 繰り返したいアニメーションを設定したオブジェクトを選択し、効果のオプションの「タイミング」→「繰り返し」から繰り返したい回数を選択し、OKをクリック。

繰り返し

アニメーションウィンドウから設定することも可能です。

アニメーションウインドウから設定

Q3.アニメーションのタイミングは操作できる?

A3. A2同様、効果のオプションの「タイミング」から設定できます。「タイミング」タブの「遅延」からは、アニメーションの開始を何秒遅らせるか、「継続時間」からは、アニメーションを何秒かけて再生するか、を設定することができます。

Q4.アニメーションのコピーはできる?

A4. コピーしたいアニメーションが設定してあるオブジェクトを選択し、「アニメーションのコピー/貼り付け」をクリック。そのまま、同じアニメーションを設定したいオブジェクトをクリックすると貼り付けできます。

アニメーションの貼り付け

Q5.アニメーションを消すには?

A5. アニメーションを消したいオブジェクトの左上の数字(アニメーションの順番)をクリックし、キーボードのDelete、またはBackspaceで削除することができます。

アニメーションの削除

アニメーションを消したいオブジェクトを選択し、アニメーションの中から「なし」をクリックしても削除できます。

アニメーションの削除

アニメーションウィンドウから削除することも可能です。

アニメーションウインドウからの削除

Q6.アニメーションに効果音は付けられる?

A6. 効果音を付けたいアニメーションを設定したオブジェクトを選択し、効果のオプションの「効果」→「サウンド」から付けたい効果音を選択し、OKをクリック。

サウンドの追加

アニメーションウィンドウから設定することも可能です。

アニメーションウインドウからの設定

アニメーションの機能はたくさんありますが、「伝わりやすいかどうか」を意識して設定するのがポイントです。スライド作成時間に余裕がある場合は、ぜひ様々なものを試し、プレゼンに合うアニメーション、設定を探してみてください。

プレゼンテーションコンサルティングは私たちプレゼンテイメントにお任せください。
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